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タイトル文字、お酒ラベル、筆文字ポスター、墓石文字、筆文字看板、色紙作品、短冊作品、額縁作品、掛軸作品、書道講習会、カルチャー教室、貸しスペース、シニア学び直し等,書道関連全般に亘って事業を展開しています。元NHK文化センター書画指導講師・埼玉県教育局登録指導者の水島二圭が創作、指導の全般に亘ってアドバイス、支援をしております。

書道上達コーナーその二

書道上達コーナーその二

平仮名をうまく書くコツ~その四~

・ 前回は「は」「ほ」「ま」「よ」の四文字を例に『小さく結ぶ部分は一度左にひねってから三角形に丸めると上手に書ける』ことを学びました。
今回は平仮名の中で特に重要な意味を持つ「す」について学んでまいりましょう。

手紙文などの末尾は「です」「ます」「ございます」のようにすべて「す」で終わっています。
ですから、頻度の上から「す」を上手に書くことが字を上手に見せるうえで重要なのですが、実はもう一つ重要な意味合いがあります。 
どういうことかと言いますと、「の」や「は」は形がある程度決まっており、変化させにくいのですが、「す」は形にいろいろなバリエーションがあって、前後左右の文字との関係で自在に変化させることができて、文全体を上手く見せる上で大変便利な文字なのです。
とりあえず、いくつか書いてみます。

筆文字

どうでしょうか。
「横画の線の長さや反り方」「縦画の長さや反り方」「結び方」の組み合わせで何通りもの書き方が可能です。

















これらを組み合わせて「ます」と書いてみます。

筆文字

いろいろな形、表情が生まれますね。
創作作品では、さらに大胆な変化を求めてもよいでしょう。
前後の文字の流れ、あるいは、左右の行の文字の形や疎密感に応じてどのような「す」を書こうか、そんなことを考えるのが創作の楽しさでもあるのです。
再三申し上げていることですが、書は技術です。
恐らく、あらゆる技芸の中でも特に根気のいる技芸の一つでしょう。
ですからその修練は厳しいものがありますが、それだけに学び得る楽しさも大きなものがあります。
そして、その深い技術を根底に持った作品は、きっと、見る人の心を打つに違いないのです。
私はそう信じています。
お互いに頑張って参りましょう。






平仮名をうまく書くコツ~その五~

ご存知のように、仮名は「漢字の草書体(くずし字)」から生まれたものです。ですから、その元字(字源)を知っていれば大変効果的に学ぶことができます。(ただし、元の字形が連想できないほど変形したものも少なくありませんので、万全というわけではありません。)
とりあえず、五つほど選んで草書体と平仮名を書いてみます。
画像の説明
いかがでしょうか。よく似ていますね。
では、上段の草書体を何度か練習し、その形をイメージしながら下の平仮名を書いてみてください。
今まで漫然と「記号」として書いていた平仮名が「文字」として蘇るはずです。
皆さんの書の世界がまた一つ深まって頂ければ嬉しく思います。

水島二圭の指導動画もお楽しみください。







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