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-改元の祝辞に替えてー

 以前紹介いたしましたが、毎週木曜日、人気の有料デイリーメールマガジン(月額648円)「勝谷誠彦たちの××な日々」に私のコラム「一芸百芸」が掲載されています。
 5/2のコラムで改元に向けての私の思いを述べさせていただいておりますので紹介させていただきます。

一芸百芸~文化とは美意識を共有することではないだろうか~
 
 新天皇のご即位を寿ぎ申しあげますとともに、新たな御代が皆様にとって幸多からんことを心よりお祈り申し上げます。
 
 改元に向けて私が書いた「令和」につきましては、予想をはるかに超えるお申し込みをいただき、厚く感謝申し上げますとともに、多くの方々が書に対して高い関心を持っておられることを目の当たりにして、書道文化に身を置くものとして大変嬉しく思っております。
 
 また、これは寡聞にして私が存じ上げなかっただけのことかもしれませんが、一昨日のご退位の式典に関するニュースのなかで上皇陛下がお好きな言葉が「忠恕」という論語にある言葉だったということを知り、大変驚きました。
 というのは、実は私の座右の銘が正に「忠恕」で、今般多くの皆様にお届けした「令和」(4/4のこのコラムで紹介させていただいた作品)にもその印が押されています。
 図らずも、あの「令和」の作品に上皇陛下のご意思を込めることができたようで感激した次第です。

 さて、以前も申し上げたかと思いますが、手書きの文字には、自ずと書き手の呼吸や運筆のリズムが反映され、そこに生命感が生まれます。
 毛筆書の場合は毛筆という道具自体の表現領域が広いこともあって一層生き生きとした生命感が生まれ、それが、見る人に強い印象を与えることになります。

 新元号の発表に際して、もし、菅官房長官が掲げた「令和」が筆文字ではなく、活字でプリントされたものだったら、あるいは、電光掲示板で流されるだけだったら私たちにあれだけの興奮と高揚感を与えることは決してなかったのではないでしょうか。
 誰が書いたとか、字の巧拙がどうとかいう問題ではなく、私たち多くの日本人が書というものに対して、また、筆文字に対して、DNAのように内在的な親和性を持っている証であるように思えてなりません。

 ところで、新元号の発案者とされる国文学者の中西進国際日本文化研究センター名誉教授が先日の産経新聞のインタビュー記事で次のように述べておられました。

 「元号は制度と思われるかもしれませんが、むしろ人々の生き方を示す文化、志というべきものです。そういう文化を残す国が世界にひとつくらいあってもいいでしょう。    
 誤解を恐れずに言えば、西暦は時間の経過を示した数字に過ぎない。これに比べると元号はおしゃれですよね。手紙を書くときに西暦より元号のほうが美しいでしょう」

 全くその通りだと思います。
 年賀状を例にとってみても、日付が算用数字で書かれていると事務的、無機的な感じがしますが、元号で書かれた年賀状には、文字の流れの美しさに加えて、新年を心新たに迎えようとする書き手の意志が感じられ、また、書き手と受け手が時代を共有しているという連帯感も生まれるような気がします。
そこに日本文化の特質が凝縮されているような気がしてなりません。

広辞苑によれば、文化とは「人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果」であり「特に人間の精神的生活にかかわるもの」と書かれていますが、元号は正に日本人の精神生活の根幹にかかわる大切な文化だと言っても過言ではないと思います。

 これから数十年にわたって、私たち日本人は「令和」という時代を共有して生きていくわけですが、それは同時に「令和文化を共有する」ということでもあると思います。
 そして、「文化を共有する」ということは、「美意識を共有すること」と言い換えてもよいのではないかと私は考えています。

 四季の移ろいの中で見せる自然の様々な表情、長い歴史の中で営々と培われ受け継がれてきた数々の文物、それらの中に潜む美を発見し、その美を共有することこそが文化なのではないかと思うのです。

 私の専門である書を例にとってみますと、そこに書かれている文字なり文章なりを見て、多くの人が「ああ、うまい字だなあ」「ああ、きれいな線だなあ」と感じてもらえること、
 その美を共有しあえることこそが書道文化の基底を成すものではないかと思うのです。

 しかし悲しいかな、現今の日本の書道界の実情を見ますと、今申しあげたような意味での文化、つまり「美意識の共有」という意味における文化とは大きく乖離していると言わざるを得ません。
 既存の書道団体の多くが展覧会至上主義の営利組織に成り果て、商業作品においては書写検定2級の力もないような自称書道家の下品な作品が氾濫しています。

 「書道の展覧会に行っても作品の良し悪しが全く分からない」
 「タレントのような書道家が書いた商業作品のどこが良いのか分からない」

 そのような声がいたるところで聞かれますが、その事態を引き起こしている根底には書道家自身の「美意識を共有しよう」という文化人としての自覚と使命感の欠如があるような気がしてなりません。

 非才ながらも私は「誰もが上手いと認めてくれるような字」「多くの人が美しいと認めてくれるような書」を目指して書芸に取り組んで参りました。
 このコラムに添えている創作作品にしても、今般制作した「天国のいちばん底」のようなタイトル文字にしても、できるだけ多くの方に「うまい」「美しい」と認めていただけることを願って書作に取り組んでいます。
 それは私自身の信念であると同時に、書道文化の中に身を置くものとしての務めであり使命であると思っております。

 いみじくも、安倍首相は新元号の発表に際しての談話で
 「この『令和』には、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められています。」
 と述べられました。
 私はその言葉に「書を通して多くの人々と美を共有したい」という私の思いが重なったような気がして更に意を強くいたしました。

 日本史の年表で元号区分が帯になって色分けされているのをよく見ます。
 その帯を道に見立てれば、平成の道が令和の道に変わった「とば口」に私達は立っていることになります。  
 私は今年72歳になりますのでこの令和の道を歩ききることはできないと思いますが、5年と言わず、2年、3年刻みの目標を立てて、精一杯歩みを進めていきたいと思っております。
 皆様方お一人お一人が健やかに令和の道を歩まれることを心より願っております。


トピックス

「令和」の書き方の動画をアップしました。
キャプチャ

ここをクリックしてください。
  
「令和」の書き方

お知らせ①

新元号「令和」の揮毫作品を頒布いたします。

楷書の中で最も難しいと言われる唐の虞世南の書体に日本風の柔らかさを加えた書風で揮毫しました。作品右上の印は引首印と言いますが、「忠恕」と彫ってあります。

複製作品ですが、和紙の風合いそのままの紙にプリントしてあります。A4サイズですので、既成の額で十分間に合います。

消費税、送料込みで2,000円です。ご希望の方は左のメニューから「お問い合わせ・お申込み」をクリックし、枚数、住所をお知らせください。後程、確認メールにて支払方法等をお知らせいたします。(代金入金確認後の発送となります。)


令和


お知らせ②

人気のインターネットトークショー「血気酒会&ヨロンブス」にゲスト出演いたしました。
昨3月19日、半蔵門の世論社のスタジオにてトークショー「血気酒会&ヨロンブス」にゲスト出演いたしました。書の実演も行いました。是非ご高覧下さい。


キャプチャ1
こちらをクリックしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=uXACHrni_4E



お知らせ③


「勝谷誠彦たちの××な日々」に私のコラム「一芸百芸」が連載されています。
天才コラムニスト勝谷さん亡き後も継続中の日本有数の読者数を誇る人気メールマガジン「勝谷誠彦たちの××な日々」(毎日発行、月額648円)に私の書道コラム「一芸百芸」が連載されています。書にまつわる興味深いお話を掲載していますので、是非ご照覧ください。

こちらをクリックしてください。
⇒ https://katsuyamasahiko.jp/2019/01/31/6671/

毎週、私の作品も掲載されます。

第5回目ときをりの水のささやき猫柳中村汀女 複

お知らせ④

「日本のデザイン書道家」(マール社)に掲載されました。
デザイン書道家として最前線で活躍する書道家140名余を掲載する「日本のデザイン書道家」がマール社から出版されました。私も代表作品とともに紹介されています。書店で是非お手に取ってご覧ください。

「日本のデザイン書道家」外観

日本のデザイン書道家」記事面1





お知らせ⑤

「第3回筆文字で伝えたい言葉大賞100選」に認定されました。
このコンクールは、一般社団法人日本デザイン書道作家協会主催によるもので、デザイン書道作家から出品された1233点の作品から100点が厳選されました。
筆文字コンクール入選作「天に星」1





近作紹介

所沢市にお住いの方からのご依頼で「敬天愛人」の色紙作品を揮毫いたしました。


敬天愛人キャプチャ



                   
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